[note] 2012.07.18

思うこと。

先日、沼袋にあるシルクラブ「いとなみの自然布展」に最終日行ってきました。

企画者の一人である、田中敦子さん。
工芸、染織、着物、地場産業など、モノ作りや暮らしを彩る手仕事について紹介されています。
イベントタイトルには、日々の暮らしから生まれる布という思いがこめられており、
つくり手全員が植物を栽培もしくは採取して、糸づくりすることから〝いと〟も掛けているそう。

木綿が衣料として、広く一般的に普及したのは江戸時代以降とのこと。
それまでは、樹木や草の繊維から糸を紡ぎ出し、
衣服や保存袋など生活で必要な布製品を作り出していました。
作り出された繊維は力強く、よりダイレクトに生活を支えていた印象を受けます。

また、材料の生産から完成まで、年間を通して携わり制作していく作り手さん。
お話は、とてもたのしく、興味深いものである反面
伝統を伝え、それを続けていくことの大変さも教えていただきました。

作品や商品の生産者側を知っているのと知らないのとでは、使う側の気持ちも違うものです。
その背景や行程、生み出した人の顔が浮かび、グッと身近に感じる気がします。
作るものが違っても、そう感じるのは同じなのではと思います。

作品をいろんな方に見ていただく。
そこにはやっぱり人がいます。
作家さんを介して、オーナーさんを介して魅力が伝わるんだなと
改めて思ったりしています。